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少しダイエットに興味を持ち始めたり、勉強を始めた方でも、この質問にパッと答えるのはなかなか難しいのではないでしょうか。
フルーツは結局太るの？太らないの？今日はこの話題についてお話しようと思います！

結論だけ知りたい方はこれだけ知ってください。
【ダイエット中は要注意！果物は太りやすいと言える食べ物です！】

それではその理由を一緒に勉強しましょう。
まず、果物に多く含まれる糖分を【果糖】と言います。
※もちろん果物には果糖だけでなくブドウ糖や砂糖、でんぷんが含まれているものもあります。果物の種類によって、果糖がより多い、もしくはブドウ糖が多いなど違いがあります。
この【果糖】にはどんな特徴があるのでしょうか。

・自然界に存在する糖類の中で最も甘味が強い（砂糖の1.2倍～1.7倍）
・血糖値を上昇させない。
・脳のエネルギーにならない。
・中性脂肪の合成を促進する。

まず、血糖値を上昇させないという点ですが、少し体に詳しい方なら「それっていい事なんじゃないの？」と思うかもしれません。もちろん肥満ホルモンともよばれ忌み嫌われるインスリンを分泌しにくいという点では合っているのですが、血糖値が上がらない＝満腹感を得にくい、量をたくさん食べられてしまうという事でもあります。食後のデザートとしてお菓子は重い、でもフルーツなら食べられるというのは感覚的に分かるのではないでしょうか。

加えて、ブドウ糖と異なり果糖は脳のエネルギーとして利用することができません。例えば長時間のスポーツなどで集中力が切れてきた、という場面で果物を取っても、その集中力は戻ってこないということになります。

血糖値が上がりにくいので満腹感を感じにくく、脳もエネルギーが入ってきたと認識しにくい。
甘味が強く美味しいのでどんどん食べれてしまう。結果、エネルギー過剰になりやすく太る、という流れです。

更に厄介なのが、この果糖、砂糖やぶどう糖よりも甘味が強いため、添加物として清涼飲料水や乳製品、調味料などにとても多く配合されています。果糖ぶどう糖液糖、などと品質表示に書かれているのをご覧になったことがあるのでは。私たちは常日頃、果物を口にしていなくとも、知らず知らずに飲み物などから「果糖」を摂っているのです。
かの有名なコ〇・コーラも、主成分はこの果糖とブドウ糖の混合物である「果糖ぶどう糖液糖」で味付けされています。果糖はこんなにも身近なところで利用されています。



そして余った果糖は容赦なく中性脂肪となって内臓や皮下脂肪となって体に蓄積されます。よほど管理した食事をし、運動も欠かしません！という生活の方以外、エネルギーというのは余るものなので（笑）結果太りやすいということになる訳です。

…と、ここまで果糖の悪口のようになってしまいましたが、【果物が体に悪い】とは全く話が違います。
先に述べた通り、果物＝果糖のカタマリではありませんし、フルーツにはビタミンや食物繊維など自然から取れる栄養がたっぷり。脂質もほぼゼロのものがほとんどです。
注意すべきなのは「食べ過ぎてしまうこと」、そして「加工された果糖を口にしないようにすること」です。特にシロップ漬けにされた果物の缶詰などは要注意です…普段飲んでいるお飲み物なども、必ず成分表示を確認しましょう。

果物が大好きでよく口にするという方は、その果物に果糖が多いのかブドウ糖が多いのか、など一度調べてみると良いかと思います！※冷やして食べると甘味が増す果物には果糖が多いとされています。

ダイエット中の方は、果物だから安心！と妄信せず、食べる量やタイミングには注意を払いたいですね。

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