■コラム■積極的休養(アクティブレスト)とは

2022/07/08

休日、しっかり休んでいるのになんだか疲れが取れない…そんな経験がある方も多いのでは。
本日は「積極的休養(アクティブレスト)」のススメということでお話したいと思います。

そもそも、「休む」と聞くと下図【消極的休養(パッシブレスト)】の行動をイメージすると思います。
(個人的にはペットとじゃれるも消極的な気はしますが笑)

対して【積極的休養(アクティブレスト)】は疲労感のない範囲で身体を動かし、血流の改善を図り、疲労物質の排出を促そうとするものを言います。もともとは連戦を行うスポーツ選手が素早く疲労を抜くことを目的として作り出された疲労回復法のひとつです。
体育の後に整理体操をしますね、あのようなイメージです。
今日はずっとゴロゴロ、ダラダラしていたのになんだか疲れが取れた気がしない。むしろ疲れた。それはなぜでしょうか。
動かな過ぎると、心拍数も血圧もずっと上がりません。体内では血流が滞り疲労物質が滞留します。また、活動量の低下は精神面も後ろ向きにするという話もあるくらいです。
全く運動をしていない人と、週に1~2時間の運動をしている人を比べると、前者のほうが44%もうつ病発症リスクが高かったなんて研究結果もあります。怖いですね。

適度な運動は、全身の血流を促進させ、体の隅々に栄養を届けることのほか、疲労物質やむくみの除去を助けます。
また、運動にはストレス解消効果やホルモンバランスを整える効果もあります。もちろん憎き体脂肪も燃えるかもしれませんし、生活習慣病の予防にも役立ちます。これだけの効果は、横になりながらの動画鑑賞では得られないでしょう。

坂道をダッシュしたり、1,000m泳いだりする必要はないのです。息があがらない程度でいいのでお散歩をしてみる、コンビニまで歩いて行ってみるでもいいと思います。そして、お風呂上りにストレッチをして床に入る。
ダラダラするのはその後でも十分できることです。

「運動しましょう」と聞くとなんだか面倒に感じるかもしれませんが、「疲労感を取ってスッキリしよう」と思うと、少し歩いてみようかなという気になりませんか。
普段お仕事で1日中座りっぱなしなんて方は、特に効果を感じやすいかもしれません。なんだか疲れが取れないなと思ったら、体を動かすという選択肢。ぜひ覚えておきたいですね

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